【洗浄レポート】ABS樹脂及びポリカ、又はポリアミド類に関する洗浄報告書
ABS樹脂及びポリカ、又はポリアミド類に塗装やメッキ処理を行った際に、発生する不良は下記のとおりに分類される。
1. 汚れによる原因
JISでは、洗浄するものの表面や、その周辺において存在してはならない物質と書かれているが、その範囲は広く、それも単独では存在しない。尚、本、レポートはABS樹脂における該当した項目の内容とした。
@水溶性の汚れ
- イオン物質等が付いた場合、又は洗浄した後の残り、(帯電防止剤なども含む)など。
A粒子の汚れ
- 主に静電、つまり帯電することによる浮遊物の付着によるもの。
- ブタジエンによる、つまりゴム分子が表面に現れたものなど。
B複合物汚れ
- 油性、溶剤、固体などの分類があるが(酸化膜含)これらの複合したもの。
2. 組織・組成
組織・組成は材料の事をこの場合言う。例えばABS樹脂は熱可塑性で、汎用プラスチックに分類される。
@構成は、アクリルニトル(A)ブタジエン(B)スチレン(S)の重合体(非結晶性プラスチック)であり、ブレンド法、グラフト法で作られるがこれについては、一般の書籍又は、材料メーカーなどで言われているので略す。
このブタジエンが、原因の一つと思われる。
表面上に変化を現わします。
Aポリアミドとの重合物も増えて来た。又メインとしても使われたりもする。もちろんポリカとの重合も需要が高い。
ABS樹脂そのものも吸水性を有するが、ポリカやポリアミドも吸水性があり問題視される。
3. 環境による原因
空気、温度、湿度などの大気から始まり、建物、設備及び機器、そして人から運搬に至る。当、ABS樹脂などに関しては下記の項目が挙げられる。
- @ 樹脂ペレット
- 吸水性もあるこの材料は十分なる脱水処理が必要となる。
- A 成形加工時における帯電と、その為のゴミ付着
- 金型における脱着時に発生する帯電はスタチックマークに見られるように、しっかりと発生する。特に金型の傷みが激しくなると大きく発生する。
- 溶解、圧縮する際にも帯電は起こる(特に2色成形は大きい)
- B 成形加工時における樹脂のガス発生
- 成形加工の際、ガスが発生しイタズラを起こす事は、それなりに知られ始めているが、そのガスが成形品の表面化に保持され塗装時に泡フキを発生し、問題を起こす。
- C 温度差による結露
- わずかな温度差でも結露は生じる。肌で感じるようでは大変だが、微量でもこの影響は大きい。
- D その他
- これは、空気のクリーン化や服、移動の際の包装等による原因(ゴミ付着)がある。
【洗浄レポート】ABS樹脂洗浄報告書 2. 対策案として
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